新極真会について

極真カラテとは

素手と素足による突きや蹴りをベースとした技術体系を誇る武道カラテで、とくに競技体系はフルコンタクト(直接打撃)スタイルとして広く社会に親しまれています。老若男女、いつでも誰でも、安全かつ合理的に、無理なくマイペースで学べるのが極真カラテです。

この極真カラテの創始者は、空手バカ一代やゴッドハンドで有名な大山倍達(おおやま ますたつ)総裁。惜しまれながら1994年に逝去されたのち、当会は組織体制を進化させてその意思を継ぎ、2003年にNPO法人全世界空手道連盟新極真会として新たな歴史をスタートさせました。

現在では第5回全世界大会優勝者である緑健児師範を代表理事として、世界90ヵ国に約8万名の登録会員を有し、日本国内にも約700ヵ所の道場に2万名の登録会員が在籍しています。

NPO法人 全世界空手道連盟 新極真会 代表 緑  健児

新極真会理念

心極める

最強の武道空手を追求し続けたい。
そんな想いから生まれた新極真会は、
共に心を極め世界の平和に貢献します。

理念の造形

マーク

マークの意味「心」
このマークは「心」を造形化したものです。極真の原点は、「千日を持って初心とし、万日を持って極みとす」の極心から始まっています。また、このマークは武道精神を育む上で不可欠な「心・技・体」の一体化をも表現しています。

マーク
青少年育成、社会貢献、国際交流

空手を通じて、強さをやさしさにつなげられる子供たちを育てつつ、老若男女が集い、心身を鍛え、あたたかい交流を育む環境作りに励んでいます。また、各種選手権大会を開催し、最強の武道空手を追求しています。

骨髄バンクチャリティー活動や、献血活動を通じて、生命の尊さを自ら感じる社会作りに貢献したいと考えています。また、空手の修行で磨かれた心身を生かし、NGO活動へも積極的に参加しています。

加盟国は世界75ヵ国。日本が誇る武道精神のさらなる普及を目指しつつ、大会や合宿、その他の活動を通じた国際交流にも努めています。

道場訓

道場訓

新極真カラテの稽古体系

  • 立ち方
    結び立ち、不動立ち、三戦立ち、前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ち、組手立ち、鶴足立ち、内八字立ちなどがあります。
  • 基本稽古
    三戦立ちと騎馬立ちからの突き蹴りを稽古します。左右対称の軸運動によって合理的な身体操作を習得します。攻撃する部位は手技では正拳、裏拳、手刀、猿臂などがあり、足技では中足、背足、足刀、踵などがあります。主な稽古種目は次の通りです。
    • 正拳(中段突き、上段突き、アゴ打ち、下突き)
    • 裏拳(正面打ち、左右打ち、脾臓打ち、回し打ち)
    • 受け(上段受け、外受け、内受け、下段払い、内受け下段払い)
    • 手刀(顔面打ち、鎖骨打ちおろし、鎖骨打ちこみ、内打ち、脾臓打ち)
    • 蹴り(前蹴り上げ、内回し、外回し、ヒザ蹴り、金的蹴り、前蹴り、横蹴り上げ、
      関節蹴り、横蹴り、後ろ蹴り、回し蹴り)
  • 移動稽古
    基本稽古で習得した突き技や蹴り技を移動しながら繰り出します。重心移動させて突き蹴りの連携やバランスを習得します。主に前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ち、組手立ちで行います。

  • 基本稽古で学んだ技と移動稽古で学んだ重心移動と技の連携を、「型」にあてはめて総合的に習得します。初級者の型は大極Ⅰ~Ⅲ、安三。中級者は平安Ⅰ~Ⅴ、突きの型などがあります。
  • ミット稽古
    基本や移動、型などで習得した技を実際にあてる稽古を行います。
  • 組手
    空手の命は組手にあり。生徒の修練度や強さのレベルに応じて段階的に稽古していきます。攻撃の種類を制限して特定の技術を習得する約束組手など種類は様々です。
  • 補強運動
    押す力、引く力。上半身の力と下半身の力。力のない生徒も徐々に続けることで筋力アップします。腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットなどを中心に敏捷性を養うSAQトレーニングも行います。
道場に入る時、出るときは荷物を置いて、大きな声で「押忍」と挨拶しましょう。